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レビュー情報

テンキリンさん

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    93448

  • レビュー投稿数

    2

  • 参考になった割合

    100

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  • 1
  • ほろ苦さが心に沁みる

    ゲームをプレイしてレビューを書きたいと思ったのは初めてです。

    シナリオ、グラフィック、サウンド、音楽などの要素全てが公式サイトでも明言されている「アートとしての美少女ゲーム」というコンセプトに沿って作られており、とても完成度の高い作品になっていると思いました。
    不条理な世界に閉じ込められてしまった2人の少女を軸に物語が展開しますが、世界の不条理さとは裏腹に2人の心の動きや成長が丁寧に描かれています。
    エンディングを迎えたときはタイトルに示したような静かでほろ苦い感動で胸がいっぱいになりました。

    ボリューム不足という指摘に関して、私はエンディングまで2日かかりました。
    確かにフルプライスのノベルゲームとしては短めだと思います。
    ですが話自体のクオリティは非常に高く、しっかりと纏めてあるのでそこは安心していいです。
    尤も、Hシーンについてはもう少し数が欲しかったという思いもありますが。

    クリア後は公式サイトに載っている〆鯖コハダ氏のコラムや他の人の感想・批評を読んだり、私のようにドハマりしてしまった人はカミュや宮沢賢治の作品、実存主義関連の文献を補助線として繰り返しプレイして考察するのも楽しいと思います。
    〆鯖コハダ氏が企画からシナリオ、絵まで担当しているということで、細部まで考察しがいがあります。

    私はこの作品に出会うことができて良かったです。迷っている人はぜひプレイしてみてほしいと思います。

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