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ネタバレ 確かな文章力で安心して読めます

※このレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
全CGと全シーンをアンロックしました。
「もう終わってしまったのか…」と、寂しい気持ちもありますが、それ以上に素敵な読後感に満足。…まだどこかに隠し要素とかないですかね。もっと読みたい。

奇人ヒロインと正統派美少女(男)との織りなすコメディを随所に散りばめ、それでいて彼らの気持ちの動き方を背景から丁寧に描いていくことで物語への没入感を得ながらサクサク読んでいけます。

主人公の湊さんがいつでも忙しく家事をする理由が、家出のイベントを境に変わっていくのはとても良い仕掛けですね。
亡くなってしまった家族のことを考えなくて済むから……だから、これまでつとめて忙しく、明るく過ごしていた……でも、これからはここが家で、第二寮の人たちが家族なんだ、と、ここでようやく「いなくなってしまった人たちに、本当のお別れを」と、湊さんが一歩前進することができたシーンが印象的です。

まぁエッチなゲームなんですけど、結局そこまでの湊さんはエッチなシーンどころじゃなかったのだな、と。そういう部分から人物をきちんと書き込んで、それから本格的にエッチなシーンに入っていく丁寧な作りが素敵だなと思いました。湊さんなら、いくらでもエッチな目に遭ってくれと応援してしまいます。

作者さんの文章力も申し分なく、名場面が盛り沢山で読む手が止まりませんでした。誤字も少ないです。

気に入ったフレーズの一つを引用させてください。

>本当の自分をさらけ出すのは、誰だって恥ずかしい。
だから、恥ずかしくない自分というのは、きっと大なり小なり、
嘘が混じっているものだろう。
……でも、それでいいのだと僕は思う。

「誰だって、ちょっぴり演技をしながら生きています。
 きっとそれは、裸の心にまとうお洋服みたいなものです」
「……お姉様?」
「だから、ちゃんと本当の自分を見つけたら……、
 お気に入りの服を着てもいいんじゃないでしょうか?
 それが好きなら、いつまでも子供服を着ていてもいいじゃないですか。
 気に入らない、似合わない演技をずっと続けることはありませんよ」
 <中略>
「いつも、同じ自分でいる必要なんて、どこにもありません」

引用終わり。
このシーン、もうジュブナイルじゃん。大人になろうとする少年少女の為の小説じゃん。R18だけど。
好きすぎて何度も読み返しています。

あ、エッチなシーンも良かったです、はい。

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