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原作は昭和37年に団 鬼六が青春期の性的妄想を綴り、当時大反響を巻き起こした
官能小説の古典。
どぎつい性描写が話題を呼び、今日まで長年読されてきた。
劇場映画化は谷ナオミ主演「花と蛇」(1974年 配給:日活)に始まり、
今作で8作目。その中でも2003年に公開された「花と蛇」(配給:東映ビデオ)は
様々なSMプレイを通して、新たな快楽の世界に目覚めていく官能映画として
異例の大ヒット。劇場の勢いそのままに、DVDセールスは10万枚を超え、
続く「花と蛇2 パリ/静子」(2004 配給:東映ビデオ)も同様の成績を収めた。
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そして待望のシリーズ最新作「花と蛇3」。
イタリア帰りの新進チェリストにして、才気溢れる美貌の持ち主・静子夫人が、綿密に仕組まれた官能の罠によって禁断の快楽へと目覚めていく――。
荒縄調教・利尿剤注入・強制放尿・屋外での緊縛露出・拘束全裸レズに淫靡な触手責め…。激しい調教によって静子の理性は徐々に崩壊し、抑圧されていた欲望が解放されていく。
前2作では肉体への過激な責めが話題を呼んだが、今作では、より内面的な調教を描くことをテーマとし、羞恥心を揺さぶる精神的な責めによって静子夫人の魂が支配されていき、クライマックスには激しい緊縛調教によって、彼女は淫らな快楽に溺れていく。
SM本来がもつ“心の内面への調教”という、より危険な要素を取り込みことで、映画は未知の世界へと大胆に踏み込んでいく。
また、今回は「花と蛇1.2」にも参加している世界の緊縛師・有末剛が「花と蛇3」のために、オリジナル緊縛の数々を惜しげもなく披露。
芋虫ころがし、生け捕り揚(あげ)羽(は)締め、三点逆股(さかまた)くぐり図、地獄吊り・・・・・など我々の想像を絶する緊縛蒔絵が展開されていく。
そんな危険な世界へと足を踏み入れたのは、昨年、 ストリッパーとして世間の度肝を抜いた元グラビアアイドルの小向美奈子。大人気グラビア時代の小悪魔的な魅力に成熟した妖艶さが加わり、今作では静子夫人が堕ちていく脆さと、調教によって目覚めていく危うさを見事に演じ分けている。
非日常的な空間で、小向美奈子の肉体と精神は徐々に淫らな変貌を遂げていき、最期の激しい緊縛調教では、悪魔的な美しさを魅せる!!
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今回、静子を調教していく共演者に個性派俳優たちが集結。
屋敷を取り仕切る執事と緊縛師、2つの顔を持つ鬼源役に火野正平。
「新必殺仕事人」(81)など癖のある役を独特の持ち味で演じる役者として、
映画「牛頭」(03)での怪演も記憶に新しい。
静子の夫・遠山隆義役には本宮泰風。
185cmの長身と甘いマスクで幅広 い役をこなし、「水戸黄門」(09)や
「JOHNEN 定の愛」(08)など多数出演。
そして静子を調教していく女優陣で最大の注目は女性ファッション雑誌
「BLENDA(ブレンダ)」でスーパー読者モデルを務める小松崎真理の初ヌード。
今回、現役モデルとして文句のないキュートなスレンダーボディーを惜しげもなく披露し、静子演じる小向美奈子と濃厚な全裸レズシーンを演じている。
他にバラエティ番組『ギルガメッシュないと』で抜群のプロポーションと大人の魅力で多くの男性ファンを虜にし、時代を代表するビジュアルクイーンとして活躍した水谷ケイが、妖艶なまでに艶めく大人の体を披露。
水谷がオールヌードで静子を調教していく重要な役を演じれば、昨年AV 女優を引退して現在女優活動をしている琴乃が、小悪魔的な魅力とはアンバランスな巨乳を静子にこすりつけるように絡んでいく。
監督はTVドラマ『あぶない刑事』、映画『あぶない刑事フォーエヴァー THE MOVIE』(98)エロティックVシネマ『虜 ふ・た・り』(96)、『Another XX 黒い追跡者』(97)など多ジャンルの映像を手がけ、アクションとエロスの演出にも高い評価を受ける成田裕介。




