 コンピュータソフトウェア倫理 機構の審査済み作品です。
父母も祖父母も先生という教師一家に育った蛯原うららは、‘みんなに慕われる先生になること’が夢でごく自然に教師の道へと進み、都内にある私立の女学園に赴任することになる。
さらにうららはフィアンセとの結婚を数ヶ月後に控え、公私ともに充実。
幸せな日々を送っていた。
しかしフィアンセが事業に失敗し、多額の借金を背負ったことで彼女の生活は一変する。
彼女の住むマンションに鬼島と名乗る借金の取り立て屋がやってくるが、利子で膨らんだ借金を返済する当てはない。
すると鬼島は、一ヶ月間だけ知り合いの学園で勤めてみないかと提案してくる。
なんでも男子学園の黒銅学園では、慢性的に教師不足に悩んでいるらしい。
鬼島はもし黒銅学園で働いてくれれば、利子分くらいは帳消しにしてくれるという。
当然、疑念が過ぎったが、お互いの両親への挨拶も済ませ、今さら婚約を解消することなど考えられない。彼こそが一生を添い遂げる運命の人だと信じている。
真面目な彼のことだから、きっと金策に奔走しているのだろう。
そう考えると、うららは愛するフィアンセの力になりたくて、黒銅学園に赴任することを了承する。
そこはどんなに頭が悪くても入学できると言われ、不良の巣窟と呼ばれている最低の学園。
うららは赴任していく―
そこに卑劣な罠が待ち受けているとも知らずに…。
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